北川一成さんの展覧会-2

gggの第281回企画展「北川一成」、28日の最終日に行ってきました。

1階には大型プリンタで出力された作品群。
フライヤーの表面に使われていた鳥と魚モチーフのモノクロームの作品は、近くで見ると半端じゃないテクスチャー。ビロードのように立ち上がっていて不思議な物質感。隣のAZ企画の名刺オブジェ?は手書きでの塗りつぶし?いずれの作品にも、紙や印刷物を平面には終わらせないぞという強い意志を感じました。GRAPHの制作物で多用される金や銀の素材が、立ち位置によって表情を変え、反射によって見る側との会話を迫ってくるのとはちょっと違うアプローチですが、黒や白が青が静かに語りかけているって感じです。
大学の新しいロゴや90周年のマークも大きく展示されていました。

地階では空間全体を使ってタイポグラフィ作品群を中心にした映像インスタレーションを展開。壁とそこに貼られたメタリックな素材が光を吸収したり反射したりして様々な表情に。(設営風景を見ると手貼りのようです。)
ところどころに来場者の立ち位置をセンシングしてインタラクティブな反応をする場面もあり、とても面白かったです。