ウェアラブルとユビキタスの世界

こんな講演会があります。 面白そうです。
私は授業があるので残念ながら行けませんが、興味ある人はぜひ行ってレポートしてください。

神戸大学塚本研究室五周年記念 研究発表会& 講演会
〜ウェアラブルとユビキタスの世界〜

http://cse.eedept.kobe-u.ac.jp/5syunen/

2009年10月30日(金) 13時~17時20分
神戸ファッション美術館オルビスホール 入場無料

<第一部>
13:00〜13:30「ウェアラブルとユビキタスの世界」
塚本昌彦(神戸大学教授)

13:30〜14:00「ウェアラブルとユビキタスの研究」
寺田努(神戸大学准教授)

14:00〜14:20 再現可能か!ルミナリエステージショー2008
塚本研究室

14:30〜15:15 特別講演1「ウェアラブルとユビキタスのインタフェース」
増井俊之(慶応義塾大学教授)

15:15〜15:50 パネル討論会「インタフェースの未来」
増井 俊之 vs.角 康之(京都大学准教授)、音川 英之(シャープ)

16:00〜16:45 特別講演2「ウェアラブルとユビキタスとアンドロイド」
石黒浩(大阪大学教授)

16:45〜17:20 パネル討論会「サイボーグ vs アンドロイド」
石黒 浩 vs. 林 譲治(SF作家)、羅 志偉(神戸大学教授)

<第二部>
17:30〜19:00 5周年記念会

<第三部>
19:30 懇親会

プロトコル分析

プロトコル分析とは、ユーザビリティ評価方法の一つで、被験者に発話しながら製品やサービスを利用してもらい、そこで発生した問題を観察し分析する手法のことです。

●プロトコル分析の概要

1)準備

  • 目的を決め、分析対象となるタスクを用意します。
  • ナビゲータになる人を決め、タスクを理解してもらいます。
  • 被験者を選定します。
  • ビデオや分析室などの機材・設備を用意します。

2)テスト

  • 製品やサービスを利用してもらう被験者に、今やろうとしていること・頭に浮かんだこと・迷っていることなどを発話しながら操作してもらいます。(発話法:シンク・アラウド法とも呼びます。)
  • ナビゲータは被験者にタスクを説明し、操作を始めてもらいます。被験者の発話が減ったり操作中に立ち止まってしまった場合に、発話を促したり立ち止まった訳を問いかけたりしながら、テストの補助をします。ただし、操作方法自体を教えることはしません。
  • 観察者は(通常は別室からマジックミラー越しやビデオ画面経由で)テスト中の被験者の言動を観察し、分析シートにメモしていきます。通常はユーザビリティ評価の専門家が行いますが、機器の開発者にも参加してもらうことがあります。
  • 発話や行動の記録をプロトコルデータと呼びます。
  • アイ・トラッキングツールや血圧計・心電計などで行動データや生理データのログをとる場合もあります。

3)分析

  • 撮影したり録音したりしたプロトコルデータを分析シートに書き起こします。
  • 被験者が間違った箇所・混乱した箇所・時間がかかった箇所などをリストアップし、その原因を分析・整理します。
  • 問題点を抽出し、その改善案を検討します。

protocol:手順や運用方法などの規定、取り決め、議定書。認知科学でプロトコルという場合は、被験者の様々な行動を指します。