昨年まで、前半はIT系(学生の調査・分析を発表する形)、後半はコミュニティデザイン系(車座講座)の内容で構成していましたが、今年は両方共集中講義に変更して実施しました。
1部 │ オーバルプランにてUIデザイン集中講義
1)インタフェース・デザイン事務所の仕事
まずは社長の田輪さんにお願いして、ユーザーインタフェース専業のデザイン事務所での仕事の進め方についてお話しいただきました。
2)スマートフォン・アプリのUI デザイン開発
続いて若手の玉井さんから、スマートフォン・アプリのUIデザイン開発について、提出するデザイン案の幅や考え方を。
3)健康管理サービスのUI デザイン開発
小松さんからは、健康管理サービスのUI デザイン開発について。PCを使用したWebサービスに始まり、家庭用タブレット端末やスマートフォンのアプリまで、様々なタッチポイントが連動するサービス全体の長期にわたるデザイン事例を紹介していただきました。
4)Bit とAtom が融合する時代のUI 概念モデル
古高さんには、9月のヒューマンインタフェース・シンポジウムで発表予定の内容を少しだけ簡単に。
5)思考地図
最後は会長の小林さんから「思考地図」についてご紹介いただきました。次の会議の時刻が迫っていたため短時間でしたが、配布していただいた資料「情報共有のための意味空間配置フレーム<思考地図>」と「インタフェース概念設計における思考地図の活用」の中身はすっごく濃いですよ〜。ちゃんと読んでね>学生の皆さん。
2部 │ 京町家「庵」にてコミュニティ・デザイン集中講義
京町家「庵」(http://www.kyoto-machiya.com)で行う4回目のゼミ合宿は、リンク・コミュニティデザイン研究所の由井真波さんを講師にお迎えしました。今年は昨年に続いて「筋屋町町家」をお借りしました。
今年のタイトルは<町家で車座講座「実録!進撃!コミュニティデザイン」>。
(昨年の“風雲!”が、更に“進撃!”に進化してました(笑))
グラフィック・デザインコース以外にアニメーション・CGコース、デザインプロデュースコースの学生も加えて14人が参加した恒例の車座講座。今年は一つ一つの事例を例年よりも詳細に紹介していただきました。
1)まちづくり(行政主導のまちづくり)
2)庵とともに(行政発信の観光まちづくり → ビジネス化)
3)地域の元気の担い手たちとの協働デザインスタート
(観光協会、商工会、地方の小さな企業やお店とともに)
講義の開始前に書いてもらった「コミュニティ・デザイン」のイメージ。
講義の後で成長したかな?
今年も終電間際まで予定オーバーで激走していただきましたが、実はまだまだ用意していただいていた内容がたくさんあったんですよ〜。
オーバルプランの皆様、由井さん、どうもありがとうございました。
2014.08.03[日]23:39 | Class,UI Design
宇野友美さん │ 『音を奏でるグラフィック』
言葉にできない気持ちを伝えるためのメディアを作りたいと言って制作を開始した作品。絵本や遊具などいくつかの展開を模索した後、インスタレーションと動画表現に落ち着きました。様々なテクスチャーの紙の中に様々な素材が入れてあり、やさしい音が奏でられるメッセージカードです。
御守なつのさん │ 『グラフィックモンスター』(藤田ゼミ 小澤由布子さんと合同制作)
エディトリアルデザイン、パッケージデザイン、インタフェースデザイン、ウェブデザイン……グラフィックデザインの幅広さを9匹のモンスターで表現した作品。2択スタンプの診断シートでモンスターカードと交換できます。インタフェース系をテーマにすると思っていた学生ですが、まさかの展開(笑)。
客坂早織さん │ 『賀寿めくり』
長寿の人の節目の年齢を表現する言葉『賀寿』に注目して制作した作品。賀寿カレンダーは該当する年齢の年にしか使えないおめでたいプレゼント。お祝い手帳、ぽち袋、賀寿はんこなどに展開。展示しているもの以外のアイテムも作っていて、彼女は本当に作ることが大好き。
中島典子さん │ 『Cotton Muffin』
将来は自宅にアトリエを開いてものづくりを教えたい……数年後の自分の幸せな未来を思い描いて制作を開始。お母さまと一緒に行うパッチワークのワークショップ用オリジナル教材セットをデザインしました。初級編・中級編・上級編が10種類、それぞれに作り方や型紙や布が入っています。
中南有佳梨さん │ 『踊る小人 ー私の脳内イメージー』
大好きな小説家村上春樹さんの短篇集から「踊る小人」を取り上げて、言葉のリズムやイメージを視覚的に表現したコンクリートポエトリー。1行1行のテキストを試行錯誤しながら形にしていく過程がとっても楽しそうでした。「文字の中に入り込んで読んで欲しい」と、展示にも徹底的にこだわった作品です。
以下は、副ゼミ生の作品紹介です。
稲葉彩さん │ 『henshin cosme』
化粧品のパッケージデザイン。ハロウィーンの危ないメイクをセットにして提供しようというコンセプト。
岸本倫子さん │ 『層』
空・海・大地がたたえる時間や空間を層として可視化した作品。視点やまとめ方にアーティストとしての素質を感じさせます。
グラフィックコースの企画ポスターやポストカードについても、ほとんど彼女が担当してくれました。どうもありがとう!
佐藤翠さん │ 『Lao Home』
高校時代から関わったラオスへの愛情を作品に。現地取材にも行って精力的に活動した成果です。
佐野桃子さん │ 『ヤバイ!ニゲタイ!就活日記!』
自らの就活体験を楽しいマンガに。マジで読ませます。キャリアサポートセンターにも置いていただくことになりました。
土山絵梨さん │ 『霧の森の物語』
リープモーションを使ったインタラクティブな作品。写真では上手く伝えられないのですが、奥行きのある絵本になりました。
西宮夕貴江さん │ 『piyocon』
twitterのつぶやき内容からアイコンを生成するアプリ。バリエーションがたくさんのとってもかわいい仕上がり。
大野里紗さん │ 『たべんまいけ』
出身地富山の名産鱒の寿司を、若い女性向けにアレンジしたパッケージ提案。ます・たい・ぶりの3種類、横から層を見せて販売します。
永井詩織さん │ 『姉コン』
お姉さんの結婚式のためのビデオや招待状など、様々なアイテムを制作。既に実際の結婚式に使ってもらったそうです。
2014.02.02[日]21:32 | Class
卒業制作展・進級制作展|京都会場 京都市美術館 本館
2014年1月29日(水)〜2月2日(日)9:00~17:00 (最終日は16:00まで)
進級制作展|大津会場 大津市歴史博物館 2階企画展示室A・B
2014年2月19日(水)〜2月23日(日)9:00~17:00(最終日は16:00まで)
関連イベント ファッションショー
SEIAN COLLECTION 2014|京都府京都文化博物館 1階別館ホール
2014年2月20日(木) 1回目 14:30開演 2回目 18:30開演
2014.02.01[土]08:07 | Class
リンク・コミュニティデザイン研究所の由井真波さんを講師にお迎えして、京町家「庵」(http://www.kyoto-machiya.com)で行う3回目のゼミ合宿。
一昨年・昨年と2年間お世話になった「西押小路町町家」がクローズされたため、今年は「筋屋町町家」と「恵美須屋町町家」の2軒をお借りしました。
タイトルは<町家で車座講座「実録!風雲!コミュニティデザイン」>。(昨年より“風雲!”が増えてる(笑))
ゼミ外の学生も含めて15人の学生と教職員4名が、座卓を囲んで文字通りの車座講座。進行中のプロジェクトも交えて、次々に資料を取り替えながら行われる由井さんの激走トークに身を乗り出しながら聞き入りました。
長崎県小値賀町のプロジェクトで紹介された古民家レストラン「藤松」は、なんと、成安造形大学の学祖、瀬尾チカ氏の生家なんだそうです。
京都から滋賀に移動して成安造形大学となってから20周年を迎えるにあたり、学祖の生家を訪ねるツアーを企画中というタイミングで驚きました。
最後は、「デザインとは?」という問いかけで締め。
予定時刻をオーバーしてからお願いした質問タイムも盛り上がり、夜遅くまでお話いただきました。
由井さん、山本さん、どうもありがとうございました!
2013.06.24[月]23:21 | Class
昨年に引き続きリンク・コミュニティデザイン研究所の由井真波さんと山本みちさんに講師をお願いして、京町家「庵」(http://www.kyoto-machiya.com)の西押小路町町家でゼミ合宿を行いました。
今年の講義のタイトルは、<町家で車座講座「実録!コミュニティデザイン」>。
特別ゲストとして、横浜の情報デザインフォーラムでお会いしたご縁で、関口昌幸さんにお越しいただきました。関口さんは横浜市制作局にお勤めで、行政の立場から地域と関わる様々なお仕事に携わっていらっしゃいます。コミュニティ・デザインの現場で活動されている同士、意気投合されていたようです。
由井さん、山本さん、関口さん、デザインの可能性やデザインの意味の広がりを伝えてくださってありがとうございました。それぞれの場から、そこにある力を発見して引き出していくデザインという手法に対して、ひとつひとつのエピソードが全て学生たちの心に響いてくれたのではないかと思います。
2012.06.29[金]11:57 | Class
昨年6月に、リンク・コミュニティデザイン研究所の由井真波さんを講師にゼミ合宿を行いました。
タイトルは、<町家de車座談会「地域と対話するデザイン」>。
この時期は丁度就活まっただ中で面接に行っている学生も多く、合宿に参加できた学生は9名でしたが、他に座談会後に帰宅した3年生1人と教員が2人、東京のホテルからSkype参加した4年生が1人、車座談会の前にみんなで見学とプレゼンに行ったオーバルプランからゲストが1人。吹き抜けの台所とひとつながりになった食堂の大テーブルでたくさんの資料を次から次へと見せていただきました。
地域の魅力を発掘するワークショップを通じて、顔の見えるデザインをずっと実践して来られた由井さんならではの、リアルなお仕事の記録は、すっごい迫力がありました。
・花博サイン計画
・山背古道プロジェクト
・井手町まちづくりセンター
・庵 京町家ステイ事業
・小値賀を暮らす大人の旅 等
写真の場所は「庵」の西押小路町京町家。http://www.kyoto-machiya.com/nishioshikoji.html
お風呂2つとトイレ3つの、街中なのにゆったりと大きなお家でした。
2012.01.04[水]11:11 | Class
3月12日に卒業式、4月1日に入学式。
卒業生達はそれぞれ新しい場所での活動をスタートしました。
大学では新入生との顔合わせも終わり、明日はキャンパス・ツアー。
更新をさぼっていたブログもそろそろ再開します。
京都は桜が満開です。
2010.04.06[火]03:15 | Class
成安造形大学3年生の進級制作展、グラフィックデザインクラスは2月17日(水)から大津市歴史博物館・大津市立市民文化会館で開催します。
■ 滋賀県立近代美術館ギャラリー
2010年2月9日(火)〜2月14日(日)9:30〜17:00
日本画/洋画/テキスタイルアート/彫刻
■ 大津市歴史博物館・大津市立市民文化会館
2010年2月17日(水)〜2月21日(日)10:00〜17:00(最終日は16:00まで)
写真/グラフィックデザイン/映像・放送/CG・アニメーション/メディア造形/イラストレーション/住環境デザイン/プロダクトデザイン/ファッションデザイン/構想表現
* ファッションショー
2010年2月21日(日)開場:13:30 開演:14:00
会場:大津市歴史博物館 講堂
2010.02.14[日]15:58 | Class
ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催中の「北川一成」展は今週土曜日までです。
第281回企画展 北川一成
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
2009年11月4日(水)− 11月28日(土)
〒104-0061 中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル
tel. 03.3571.5206
日曜・祝祭日休館 11:00a.m.−7:00p.m.
(土曜日は6:00p.m.まで) 入場無料
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/index.html
2009.11.24[火]08:12 | Class
モリサワが文字をテーマにした「字組広告」を公募中。
http://jigumi.bccks.jp/
公募期間:2009年6月18日〜9月18日
主催:株式会社ブックス 共催:株式会社モリサワ
審査員:浅葉克己、北川一成、大日本タイポ組合、中村勇吾
「BCCKS」と「MORISAWA FONTPARK 2.0」を使った新しいタイプの公募展の試みです。応募するしないに関わらず、FONTPARK自体がとても面白いですし、インタラクションが心地いいです。一度試してみてください。
京丹後市観光協会がシンボルマークを募集しています。
詳細は下記。締切は8月14日(金)。
http://kyotango.co.jp/symbolmark.html
2009.07.19[日]16:40 | Class