紙の規格・紙の目
紙の規格
紙の規格は縦と横の比率が常に同じになるように1:√2(1.4142)の比率で作られています。
また、紙のサイズは通常横×縦mmで表示します。
【原紙寸法】
紙は、印刷・製本時の余白のために仕上げ寸法より大きなサイズで作られます。
A列本判 | 625 × 880 mm | → | A1判 | 594 × 841 mm |
菊判 | 636 × 939 mm | → | A1判 | 594 × 841 mm |
B列本判 | 765 × 1,085 mm | → | B1判 | 728 × 1,030 mm |
四六全判 | 788 × 1,091 mm | → | B1判 | 728 × 1,030 mm |
【仕上げ寸法】
JIS規格で決められており、A系列は国際規格と同様、B系列は日本独自の規格です。
A0 | = | 1.0 平方m | = | 841 × 1,189 mm |
B0 | = | 1.5 平方m | = | 1,030 × 1,456 mm |
A0 | 841 × 1,189 mm |
A1 | 594 × 841 mm |
A2 | 420 × 594 mm |
A3 | 297 × 420 mm |
A4 | 210 × 297 mm |
B0 | 1,030 × 1,456 mm |
B1 | 728 × 1,030 mm |
B2 | 515 × 728 mm |
B3 | 364 × 515 mm |
B4 | 257 × 364 mm |
紙の目:Y目・T目
【紙の表・裏】
洋紙では、なめらかな方が表、抄紙機の跡が付いた方が裏です。和紙ではこの逆になります。
【紙の目】
パルプは抄紙機の上を流れてロール状の紙に形成されます。この流れが紙の目です。
ロール紙をカットする向きによって縦目(T目)の紙と横目(Y目)の紙が出来ます。
縦目(T目) | : | 紙の目が長辺と平行に流れている紙 |
横目(Y目) | : | 紙の目が短辺と平行に流れている紙 |
紙のサイズは横×縦で表示されるので、小さい数字×大きい数字の順ならT目の紙、大きい数字×小さい数字の順ならY目の紙になります。
目の方向によって、折ったり・曲げたり・破いたりしやすいかどうかが左右されます。
本やパンフレットを作る際には、本の上下方向と目の流れを揃えます。
長辺を綴じる場合には、判型が奇数の場合にはT目、偶数の場合にはY目の紙を使います。
Comment(0) | 2013.04.29[月]6:44 PM | 共通