top > プロジェクト演習

作業環境の設定

印刷物を制作する時のセッティング
Web関連の作業をする時のセッティング

印刷物を制作する時のセッティング

カラー設定:プリプレス用-日本2

Illustrator・Photoshopとも、書類を開く前に[編集>カラー設定…]メニューで「プリプレス用-日本2」に設定しておきます。(Bridgeを使用してアプリケーション環境を統一することもできます。)

カラー設定CMYK

カラーモード:CMYK

カラーモードは新規ドキュメント作成時に設定します。プロファイルを「プリント」に設定すると自動的にカラーモードはCMYKになります。

書類設定CMYK

Illustrator書類のカラーモードを途中で変更する場合は[編集>カラーを編集…]メニューから設定します。
Photoshop書類のカラーモードを途中で変更する場合は[イメージ>モード]メニューから設定します。

途中で変換すると色が変わってしまう場合があります。書類作成時に確実にチェックする習慣をつけましょう。

Web関連の作業をする時のセッティング

カラー設定:Web・インターネット用-日本

Illustrator・Photoshopとも、書類を開く前に[編集>カラー設定…]メニューで「Web・インターネット用-日本」に設定しておきます。(Bridgeを使用してアプリケーション環境を統一することもできます。)

カラー設定RGB

カラーモード:RGB

カラーモードは新規ドキュメント作成時に設定します。プロファイルを「Web」に設定すると自動的にカラーモードはRGBになります。

書類設定RGB

Illustrator書類のカラーモードを途中で変更する場合は[編集>カラーを編集…]メニューから設定します。
Photoshop書類のカラーモードを途中で変更する場合は[イメージ>モード]メニューから設定します。

途中で変換すると色が変わってしまう場合があります。書類作成時に確実にチェックする習慣をつけましょう。

印刷に必要な解像度とピクセルサイズ

印刷原稿を作成する際の画像解像度

画像解像度は、印刷機のスクリーン線数の2倍を目安に設定します。
通常のオフセット印刷物のスクリーン線数は175線(lpi)ですので、350ppiの解像度で作成して350dpiで印刷する印刷物を標準と考えてください。

目的別適正解像度

目的線数(lpi)適正画像解像度
新聞(モノクロ)85線170 ppi
新聞(カラー)100線200 ppi
オフセット印刷175線350 ppi
高精細印刷(写真集など)200線以上400 ppi 以上
グラビア印刷(凹版印刷)200線以上400 ppi 以上
モノクロ2諧調印刷線数に関わらず600 ppi 〜 1200 ppi

ポスターや看板など、ある程度離れた距離で見る印刷物については、大きさと距離によって上記よりも低い解像度で制作しても構いません。
例えば、B3サイズの中吊り広告なら300ppi、B2サイズの屋外用ポスターなら200〜250ppiでも、近くで見ないのであれば「粗いなぁ」とは思われないでしょう。ただし、同じB2ポスターでも個人の部屋の中に貼って見てもらいたい場合は300〜350ppiで制作する方が良いでしょう。

また、B2サイズで制作した版下を使用してB1サイズでポスターを制作するような場合もあります。B1サイズで印刷された場合に250ppiくらい欲しいと考えるのであれば、B2サイズでも350ppiの画像を用意した方が良いですが、B1で180ppiでOKならB2で250ppiで制作してもOKです。

どの程度の解像度のものを用意するかは、目的と使われ方によって異なります。
この授業では、最終的にはA2サイズやB2サイズのポスターを制作しますので、イラストレーションのスキャン時にはA4+塗り足しサイズ(216×303mm)で400ppiを目処にして制作しておいてください。写真はそのカメラで撮影できる最も大きいサイズのJPGとRawデータの両方で撮影します。

Photoshopで新規作成する場合の設定の方法

Photoshopで新規画像を制作する場合、幅と高さと解像度を設定できます。
プリセットを「日本標準用紙」にしてサイズを選択すると仕上がりサイズが示されますが、これは塗り足し分の3mmを含んでいませんので注意してください。幅と高さに6mmずつを加え、解像度を350pixel/inchに設定してスタートしてください。

  ▼印刷用の塗り足し分を含まない設定:使用しない
Photoshopの設定-1

  ▼印刷用の塗り足し分を含んだ設定:こちらを使用する
Photoshopの設定-2

スキャンする際のピクセルサイズ

手描きで制作したイラストを350ppiの解像度でスキャンする場合のピクセルサイズを下記に示します。
仕上がりサイズ+各辺3mmずつの塗り足し分を加えています。

仕上がりサイズ制作サイズピクセル数
A4(210 × 297 mm)216 × 303 mm4175 × 2976 pixel
A3(297 × 420 mm)303 × 426 mm5870 × 4175 pixel
A2(420 × 594 mm)426 × 600 mm8268 × 5870 pixel

上記は、チラシやポスターの画面全体にイラストを使用する場合のサイズです。
イラストを部分的にしか使用しないのであれば、仕上がり時に使用するサイズを指定して解像度を350ppiに設定してスキャンしてください。

背景画像をクリッピングして仕上がりサイズで作業する

アートワークの制作中は、読み込んだ背景画像を仕上がりサイズにクリッピングしておくと、文字配置などのバランスを確認しやすくなります。

  1. クリッピングしたい画像のあるレイヤーを選択します。
  2. 長方形ツールを選択して、仕上がりサイズのパスを作成します。(線も塗りも透明にしてからアートボードの左上隅をクリックするとわかりやすいです。)
  3. メニューパレットか変型パレットで、新しいパスの左上基準点をx:0,y:0に設定してから、パスとクリップしたい画像の両方を選択します。
  4. 「オブジェクト」メニューから「クリッピングマスク」を作成してください。

ジャストサイズの背景上で、テキストや画像のバランスを確認しながらレイアウト作業を進めましょう。

クリッピングサイズを変更して画像塗り足し分を表示させる

印刷用の版下には、天地左右それぞれ3mmずつの塗り足し分が必要です。(背景に使用したい画像は、仕上がりサイズよりも、少なくとも縦6mm、横6mmずつ大きく制作しておく必要があります。)

作業中は仕上がりサイズにクリッピングしておく方がバランスを確認しやすいのですが、印刷版下として提出する際には、塗り足し分を含めたサイズに設定し直しましょう。

  1. ジャストサイズに設定していた背景画像のレイヤーを開いて、グループの中から、クリッピングマスクのみを選択します。
  2. 変型パレットで、パスの基準点を中央に設定します。
  3. 横幅と高さをそれぞれ6mmずつ大きくします。
  4. これで天地左右にそれぞれ3mmずつの塗り足し分を再表示させることができました。

アートボードサイズを変更してトンボも含めて出力する

大学のプリンタでは、フチなし印刷ができません。出力した作品を提出する場合は、アートボードのサイズを仕上がりサイズよりも一回り大きく変更してから出力しましょう。

仕上がり寸法がA4(297×210mm)の場合はA3(420×297mm)の用紙に、
仕上がり寸法がA3(420×297mm)の場合はA3ノビ(329×483mm*)の用紙に出力してから、
トンボ(トリムマーク)の内側の線でカットして提出してください。

*A3ノビは規格サイズではありませんので、メーカーによって若干サイズが異なります。エプソンのA3ノビ用紙は329×483mmのものが多いので上記のように記しました。A3より少し大きく、トンボを含めて印刷できるサイズの紙だと覚えておいてください。

A3ノビよりも大きいサイズを出力するには大型プリンタを使用します。その場合、ロール紙に対してどの向きで出力すると良いかをよく考えてから出力しましょう。大型出力のライセンスを持っていない場合、各領域の助手または領域アシスタント、ライセンスを持っている友人に依頼して出力してください。

アートボードの大きさは2つの方法で変更できます。

コントロールバーでの変更

  1. ツールパレットでアートボードを選択肢、変更したいアートボードを選びます。
  2. コントロールバーでリサイズの基準点を中央に設定します。
  3. 変更したいサイズを入力します。

アートボードパレットからの変更

  1. アートボードパレットで、変更したいアートボードのアイコンをクリックします。
  2. リサイズの基準点を中央に設定します。
  3. 変更したいサイズを入力します。

PCの画面が小さい場合はコントロールバーに全ての項目が表示されないので、アートボードパレットを使う方が良いようです。

PDFでの提出方法

PDFを作成する前に

元データは、必ずIllustratorまたはPhotoshopなど制作したアプリケーションのデータとして保存しておくこと
この授業ではPDFファイル(拡張子:.pdf)は提出にのみ使用します。データの加工はIllustratorファイル(拡張子:.ai)またはPhotoshopファイル(拡張子:.psd)で行ってください。
(画像はクリックすると拡大します)

DTP1、DTP2のMacにインストールされているアプリケーションのバージョンは両方共 Creative Cloud 2018 の最新版です。

自宅のMacのアプリケーションのバージョンが、CC ver17 よりも低い場合、両方で使用できるデータにするには、古い方のフォーマットで保存しておく必要があります。自宅のMacで学校のMacより古いバージョンのアプリケーションを使っている人は、それに合わせたフォーマットで保存して持ち帰ってください。

Illustratorで保存する際のダイアログ

Illustratorのバージョンは「Illustratorについて…」メニューで確認します。

PDFの作成方法

[ファイル]メニューから[複製を保存]を選択してAdobe PDF形式で保存します。

提出用のPDFデータのファイル名:「名列番号_氏名_PJ_日付(6桁の半角数字).pdf」
としてください。
※ 拡張子.pdfは、ファイルを保存する時に自動的に付くようにしておきます。
※ 「_」半角アンダーバーは区切り文字として使用します。

例) 2D01_成安太郎_PJ_180411.pdf

複数のファイルをまとめて提出する場合には、必ず【名列番号_名前_PJ_日付】としたフォルダに入れ、フォルダを右クリックして「”◯◯”を圧縮」し、.zipファイルにしてから提出してください。
例) 2D01_佐藤一郎_PJ_180411.zip

同じ日付で複数回提出する場合:【名列番号_名前_PJ_日付_2回目】【名列番号_名前_PJ_日付_3回目】とします。


 

この授業での提出用PDFの設定

1)Acrobatのバージョンを最新のものに変更し、一般設定のオプションを図のように変更

2)圧縮設定を下記の数値に変更 3箇所とも
ダウンサンプル(バイキュービック法) 150ppi(白黒画像のみ300ppiでOK)
圧縮:自動(JPEG)
画質:最高 または 高

3)トンボと裁ち落とし設定
トンボは使用せず、裁ち落とし設定は図のように0mmに。この設定は、クライアントさんには仕上がりサイズで確認してもらうことが多いためです。

4)プリセットを保存

自分のパソコンを使用している場合にのみ行ってください。
[プリセットを保存…]ダイアログで「プロジェクト演習_提出用150ppi」と名前をつけて保存しておいてください。

次回からはダイアログ上部の「Adobe PDF プリセット」から同じ設定を選択できます。(パソコンルームのマシンでは設定しないでください。)

これは、企画書をこの授業用に適度なサイズに小さめに提出してもらうための設定です。
A4程度の印刷物の場合も、校正段階の提出物はこの設定を使って10MB未満にすると良いでしょう。先方のメール環境にもよりますが、10MB未満であればメール添付でやりとりができる場合が多いです。

最終成果物の提出時には圧縮時の解像度を300ppiに設定してください。

最終データ提出時のPDF設定

下記は、印刷用に使用できるサイズで提出してもらうための設定です。

1)プリセットから[PDFX1a 2001 JPN]を選択

2)Acrobatのバージョンを最新のものに変更

3)圧縮設定を下記の数値に変更
ダウンサンプル(バイキュービック法) 350ppi
圧縮:自動(JPEG)
画質:最高

4)トンボと裁ち落とし設定を全て3mmに変更

B2データをA3用紙に分割出力する

大型サイズのデータをA3サイズやA4サイズの用紙に分割して出力する方法をご紹介します。

1)B2サイズのデータはA3用紙4枚で出力することができます。
  データの準備ができたら、一番上のレイヤーにB2サイズの透明の四角形を描いて、
  「効果」メニューから「トリムマーク」を選んで切り離し用のトンボを付けておきます。

2)「用紙設定」メニューで、A3サイズを指定します。

3)プリンタダイアログで「タイル」を選択します。
  このとき、配置:アイコンでセンターを選んでおきます。
  「用紙サイズで区分ける」、重なり:「20mm」に設定します。
プリンタダイアログ